姿勢について⑦
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
姿勢について①、姿勢について②、姿勢について③、姿勢について④、姿勢について⑤、姿勢について⑥に続いて、この記事でも姿勢について記事にしていこうと思います。
典型的な悪い姿勢は、大きく5つに分類できます。
- 猫背
- 反り腰
- スウェイバック
- 左右アンバランス
- フラットバック
この記事ではフラットバックについて説明していきます。
フラットバックとは?
フラットバックは、日本語では平背とも言います。背骨にはS字状の湾曲があるのですが、このS字状の湾曲が減少し、ほぼまっすぐになっている状態です。この姿勢の方は、背骨が伸びて一見姿勢が良いように見える事があるのですが、背骨の生理的な湾曲を逸脱した状態ですので、様々な症状を引き起こす原因になる事があります。
この姿勢の特徴には、以下のようなものがあります。
- 背筋が伸びて一見、良い姿勢に見える。
- 骨盤が後ろに倒れている。
- 腰椎がまっすぐになっている。
他の姿勢との見分け方のテストを紹介します。両方が当てはまるようであれば、疑わしいでしょう。
テスト①
壁に、踵、お尻、背中、頭をくっつけて立ってください。そして、腰と壁の間(図の矢印の部分)に手のひらを入れてみて下さい。手が一枚も入らないのはフラットバックの可能性があります。
テスト②
立った姿勢で、ご自身の左右の腰骨と、恥骨の三点を触って確認して下さい。この三点が同じ垂直上に位置するのが、骨盤がまっすぐな状態です。恥骨より腰骨が前にある状態を前傾。恥骨より腰骨が後ろにある状態を、後傾といいます。フラットバックでは、骨盤が後傾の状態にあります。
フラットバックの原因としては、これらを挙げる事ができます。
- 骨盤周囲の筋肉(腸腰筋、殿筋、ハムストリングス)などが弱かったり、固かったりする。
- 背骨(特に腰椎)が固い。
フラットバックにより、これらの症状がでる事があります。
- お尻が下がって見える。
- 胸が下がって見える。
- 腰痛を発症しやすい。
- 呼吸が浅くなる。
- 呼吸が浅くなる。
- O脚の人が多い。
- お尻が固くなる。
- ウエストがくびれにくい。
フラットバックになりやすい人は、このような人が多いです。
- 椅子に座っている時間が長く、骨盤周囲の筋肉をあまり使っていない。
- 座っている時に、尾てい骨で座っている。
- 身体の重心を後ろにかかている。