姿勢について⑥
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
姿勢について①、姿勢について②、姿勢について③、姿勢について④、姿勢について⑤に続いて、この記事でも姿勢について記事にしていこうと思います。
典型的な悪い姿勢は、大きく5つに分類できます。
- 猫背
- 反り腰
- スウェイバック
- 左右アンバランス
- フラットバック
この記事では左右アンバランスについて説明していきます。
左右アンバランスとは?
左右アンバランスとは、正面から見た時に明らかに肩や腰の高さが左右で違う状態です。この姿勢は鏡などで身体を正面から見る事で簡単に確認する事ができますが、より正確に確認するためにはテストをするとより明確になるかと思います。
テスト①
気を付けの姿勢から、指が太ももの外側を沿うようにして身体を横に倒していきます。体が最大に倒れるところまで倒したら、どこまで届くかを覚えておいて下さい。シールなどでマークしておくと良いと思います。
これを左右両方で行い、左右でどの程度の差があるか確認します。左右での差が大きい場合、左右アンバランスの可能性があります。
テスト②
横座りを、左右それぞれの向き行う事でも分かります。左右それぞれで行うと、どちらかで違和感が、または痛みを伴う事があります。左側に足をだす横座りでは違和感を感じないのに、右側に足を出す方では違和感を感じる方は、右の股関節から腰にかけて固さがあるかもしれません。
テスト③
腰を安定させた状態で椅子に座ります。その状態で肩を左右それぞれの方向へ捻じります。左右、どちらかに違和感や範囲が狭くなっているようでしたら、アンバランスが生じている可能性があります。左右の腰骨を貫く線と、左右の肩を貫く線が直角であれば、固くはありません。
左右アンバランスがあると、あたかも問題があるような書き方をしていますが、身体に左右差がある事はごく自然な事です。身体の左右には、利き手・非利き手がある事や内臓が左右非対称である事など、ある種の必然性が影響するからです。完全に左右対称であるということは不自然なのです。左右差が問題になるのは、あくまで程度問題なのです。
では、どのような人が問題となるほどの左右差を生じるのでしょうか?
- いつも同じ方向に鞄をかける。
- 座っている時に、いつも同じ方向に足を組んでいる。
- 身体の重心をいつも同じ側にかけている。
- いつも同じ側の手ばかりを使う。
- 左右アンバランスなスポーツをしている。
- いつも同じ方向を向く事が多い。
などが原因になっている人が多いです。
根本的に、人間の身体は同じ動作を繰り返すようにはできていません。同じ動作を繰り返すのではなく、少しずつでも違う動きを行うようにしないと、筋肉や骨格だけでなく、脳も刺激を受けられずに衰えてしまいます。しかし、多くの仕事は同じ動作を繰り返す事でなされる仕事が多いです。そのため、意識して、いろいろなバリエーションの運動をして、身体を整える必要があるのです。