姿勢について⑤
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
姿勢について①、姿勢について②、姿勢について③、姿勢について④に続いて、この記事でも姿勢について記事にしていこうと思います。
姿勢について④で説明したように、典型的な悪い姿勢は、大きく5つに分類できます。
- 猫背
- 反り腰
- スウェイバック
- 左右アンバランス
- フラットバック
この記事では反り腰について説明していきます。
反り腰
猫背に比べると、反り腰は若干イメージしにくいかもしれません。反り腰の特徴は、骨盤が前に倒れていることと、腰椎の前弯が強くなっている事です。
反り腰の特徴的な姿勢は
- 背中が反っている
- 胸とお尻を突き出している
- 内またになっている
などがあります。
ご自身が反り腰かどうかのチェック方法があります。壁に、踵、お尻、背中、頭をくっつけて立って下さい。そして、腰と壁の間(矢印の部分)に開いた手を入れてみて下さい。縦にした手が入ってちょうど良いのは正常です。手が二枚入るのは反り腰です。
反り腰の原因は?
反り腰の原因とは何でしょうか?
- 股関節周囲の柔軟性が低下しており、腰椎の前弯が増強している。
- 脊柱の安定性が低下している。
- 体幹の筋肉の働きが弱くなっている。
などがあります。
その他に反り腰によって誘発されやすい特徴に、
- お腹が太くみられる
- お尻が大きくみえる
- 胃下垂になりやすい
- 手足が冷えやすい
- X脚の人が多い
- ふとももの前側が固くなる
- 下半身太りが多い
- 呼吸が浅い
といった特徴があり、肩こりや腰痛の大きい原因となりやすく、特にぎっくり腰になりやすいです。場合によっては、腕や足の痛みやしびれの原因になる事すらあります。
つまり、猫背と同じように反り腰は多岐に渡る症状の原因になりやすいのです。
では、どのような人が反り腰になりやすいのでしょうか?
反り腰になりやすい方の特徴としては以下の事が挙げられます。
- 性差(男性より女性の方がなりやすい)
- 労働環境(ハイヒールを履くことが多い、座っている時間が長い人)
- 運動不足(体幹の筋力低下、股関節の柔軟性が低下している人)