腰痛に関する素朴な疑問②
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
前回に続いて、腰痛に関する疑問をいくつか紹介していこうと思います。
目次
Q 喫煙や飲酒は腰痛に悪い?
A はい。
たばこについては、1日に10本吸うと、ヘルニアになる可能性が約20%も上がるという報告があります。その他にお喫煙が椎間板の変性に影響を及ぼすという報告もあります。喫煙習慣は、腰痛を引き起こす要因となります。
また、たばこは血流を悪化させるため、痛みやしびれなどにも悪影響を及ぼすと考えられます。腰痛の改善・予防には、禁煙がすすめられます。
その一方、飲酒によるヘルニアへの直接的な影響は、今のところ認められていません。
Q コルセットはした方が良い?
A 痛みが強い場合、おすすめします。
痛みがあるときにコルセットを装着すると、腰への負担が軽くなり、痛みが起こりにくくなります。しかし、痛みを恐れていつまでも装着していると、筋力が低下し、今度は腰痛が起こりやすくなります。2週間以上続けて装着する事はおすすめできません。
Q ぎっくり腰を起こしやすい姿勢、動きは?
A 前屈みになっている時に起こる事が多いです。
ぎっくり腰は、正しくは急性腰痛症といいます。この急性腰痛症を起こしやすい姿勢で、最も多いのが、前屈みです。
とくに、前かがりの状態で重い荷物を持ち上げたりしたときに、腰に大きな負担がかかって強い痛みが起こります。
また、急に腰を捻ったり、くしゃみをしたときなど、急に動いた時にも腰痛を招く事があります。
Q ぎっくり腰の発症直後は、どんな姿勢が良い?
A 少し足を曲げた姿勢で寝ると、腰に負担がかかりにくいです。
ぎっくり腰になったら、一番、痛みが出にくい姿勢を探して下さい。理屈でいうと、仰向けにねて、膝の下にクッションをいれた姿勢が楽な事が多いのですが、これは個人差があります。実際にとってみて、一番楽な姿勢で安静にして下さい。