骨盤のゆがみは股関節痛の原因になる?

 福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

 

骨盤のゆがみをとれば股関節の痛みがとれるんでしょ?

 

 「骨盤のゆがみ」という言葉が良く分からないのが正直なところなのですが、ふわっとした捉え方をした上で答えると、その可能性はあります。理屈としてはこうです。

 

 骨盤が前に倒れている(前傾)と股関節は内側にひねり(内旋)、逆に骨盤が後ろに倒れている(後傾)と股関節は外側にひねり(外旋)となります。

 

 股関節の形成が不十分な場合(寛骨臼形成不全)の変形性股関節症は、骨盤前傾が強いことが確認されております。また、高齢者の変形性膝関節症では、骨盤後傾が強いという報告があります。

 

 股関節とその近くにある腰椎が、お互いに悪影響を与えあうことでいろいろな症状が現れることを「ヒップ・スパインシンドローム」と言います。

例を挙げると、股関節に問題があり左右の足の長さが3cm違うと骨盤が短い方向に傾斜し、この傾斜の代償のために腰椎を側屈されるなどがあります。これにまた別記事でとりあげたいと思います。