腰痛に対する雑感
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
先日、取材をうけていた時の事なのですが、「いつもどのようにしているのですか?」と聞かれました。
これに答える事は難しい・・・。
どのように説明しても正しく理解してもらえる気がしません。
隠しているつもりでも、説明しない事で権威を高めたい訳でも、全くそんなつもりではないのですが、説明できません。
私が教えていただいた方の言葉を拝借するなら、「人間の身体は難しいんですよ」となります。
早稲田大学スポーツ科学学術院教授で腰痛の研究をされている金岡恒治医師は、かなりシステマチックに腰痛の分類を行ってはいますが、それすら説明することは難しいです。
筋肉や筋膜に原因がある時は、痛みは手のひらで示すような痛みを、
関節に原因がある時は、痛みは指先で示すような、
神経が原因ならば、神経症状や神経の走行に沿った痛みが、
など、断片的に参考となる初見の説明はできますが、じゃあ必ずその通りかというと必ずではないです。
この必ずという事が難しいのです。
人間の身体を扱う以上、責任は付随してきます。
80%の人はこうやったら良くなるという事はでてきても、残りの20%が良くならないなら、それはすべきでないと思います。
お金ならそれで良いと思います。80%の人が儲かるならそれはとても良い事だと思います。
儲けた人が、儲けられなかった人に分けてあげれば良いだけですから。
この辺りの事を考えると、モンモンとしてきて、黙り込むわけです。
たまに「うーん」とか「いや」とか言いながら、楽に30分は黙り込むわけです。
結論はギブアップです。
正解がないから面白いと捉えられているので、自分の仕事は面白いと思うのですよね。