痛み 神経因性疼痛ー三叉神経痛

福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。

 

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帯状疱疹痛に続いて三叉神経痛についてまとめていきます。

 

 

三叉神経痛とは?

三叉神経痛は人が体験する痛みの中で最も強い痛みと言われるほどの激痛です。

三叉神経痛には脳動静脈奇形や脳腫瘍などが原因で起こる症候性三叉神経痛も含まれますが、一般に三叉神経痛と呼ばれるのは典型的三叉神経痛です。典型的三叉神経痛は、特発性三叉神経痛あるいは真性三叉神経痛とも呼ばれ、原因が明らかではない神経痛というのが、その定義です。

蛇行または迷走する血管が三叉神経を圧迫して症状を起こしている場合もありますが、圧迫が認められない症例もあれば、圧迫を解除しても痛みが緩和されない症例もあるので、血管の圧迫は誘因であると考えられています。典型的三叉神経痛は小児期にはみられず、20代以降加齢とともに増加し、50~70歳が最も多くなります。男女比では女性の方が少し多いようです。

 

三叉神経痛の症状

右側の上顎神経(第2枝)または下顎神経(第3枝)の支配領域に痛みが後発しますが、それ以外の三叉神経の支配領域に痛みが引き起こされる場合も少なくありません。発作性の電撃痛が反復するので、有痛性チックとも呼ばれています。「電気が走るような」「焼け火鉢をつっこまれたような」などと表現される鋭い痛みが1分~2分間程度続きますが、次の発作までは特に症状はありません。

会話、食事、歯磨き、洗面、髭剃り、風に当たるなどの些細な刺激が引き金となって痛みが誘発されます。

口や鼻の周囲を触って痛みが誘発されることがありますが、これは筋・筋膜性疼痛症候群にみられるトリガーポイントのようなものではなく、軽く触れるような刺激で痛みが誘発されます。

 

三叉神経痛の治療

典型的三叉神経痛の治療の第一選択は薬物療法で、抗てんかん薬などが処方されます。薬物療法で痛みがとれない場合は、神経ブロック、微小血管減圧術、最近ではガンマナイフによる治療なども選択されます。