脊椎分離症・脊椎分離すべり症
坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
腰椎椎間板ヘルニアについてまとめたいと思います。
脊椎分離症、脊椎分離すべり症とは?
脊椎分離症である、脊椎の分離は、椎弓に外力が繰り返しかかることによる疲労骨折が原因で起こると考えられている。
また、分離すべり症は、追完仮設の安定性が損なわれ、椎体が前後にずれてしまった状態です。
運動能力の低下や痛みを感じることもあれば、自覚症状が出ない場合もあります。
脊椎分離症、脊椎分離すべり症の原因は?
生まれつき離れている先天性の例もあるが、ほとんどの場合は転倒や過度な伸展負荷などに伴う疲労骨折です。
サッカーでは繰り返し負荷がかかることで微小な骨折が生じやすいです。
脊椎分離すべり症は、脊椎分離症から進行して生じます。完全に椎弓の分離部が破綻して椎体が前方にすべり、椎間関節や周辺の靭帯に影響します。神経根が圧迫されることもあります。
脊椎分離症、脊椎分離すべり症の診断は?
脊椎分離すべり症に伴う痛みは、正常位置からのずれの程度によります。ずれの量が大きいほど、椎間関節や靭帯に刺激が加わり、その分だけ痛みも大きくなります。
また、神経根が刺激されると、片側あるいわ両側の下肢痛・しびれといった神経症状が起こります。
当院は医療機関ではありませんので、診断はできませんが、医師は理学検査やレントゲン撮影、MRI、さらには脊髄造影検査によって診断を行います。
脊椎分離症、脊椎分離すべり症のリスク・回復は?
腰を支えている筋肉を強化する事によって脊椎の安定性は改善されますが、すべりの程度が大きかったり、神経障害が強い場合は、手術を検討します。
若い成長期に分離すべり症を発症した場合、6カ月ごとにレントゲン撮影による経過観察を行い、椎骨のずれやすべりの程度が進行していないかを確認します。成長に伴い進行する事が多く、成長の停止とともに進行速度も遅くなります。
参考文献 : 英国医師会 腰痛・頚部痛ガイド 監訳 松平浩・竹下克志