花粉症に対する洋の東西の対処法の違い
昨日から3月となり、大雪で積もった雪も徐々に溶けてきましたね。
この季節になると、特定の人には怖い季節になってきます。
そうです。花粉症です。
今朝の天気予報でも花粉が飛び始めるという予報もでており、症状を持っている方には嫌な季節になります。
何をかくそう、私も数年前から花粉症に悩まされています。
今回の記事では、花粉症への対処法の、西洋の対処法と東洋の対処法の違いを紹介したいと思います。
まず、西洋と東洋の花粉症への対処法の共通点ですが、
第一は「花粉を取り込まない」です。
・マスクをする
・眼鏡やゴーグルなどで目を守る
・帰ったら、手や衣類を払って(洗って)、花粉を除去する
などなど。
とにかく、花粉を身体に取り込まないようにします。
これは洋の東西にかかわらず、共通する対処法ですね。
どうやら効果的なようです。
花粉症に対する西洋と東洋の違いですが、取り入れてしまった花粉への対処法にその違いが明確になります。
西洋医学では、取り入れてしまった花粉を、胃酸で焼き殺そうとするのです。
胃酸は人体中で最強の消化能力を持っていますので、身体に害をなす花粉を胃酸で焼き殺してしまおうとするのですね。
そのために、胃を良い状態にしましょう、という事を目的にします。
東洋医学では、取り入れてしまった花粉を、腸で調和をとろうとするのです。
腸は、人体の免疫機能の80%を有しているという報告がありますので、身体に害をなす花粉を免疫機能を強化して、調和をとる(無効化する)ようにするのですね。
そのために、乳酸菌などを摂取して、腸を良い状態にしましょう、という事を目的にします。
つまり、「西洋医学は胃を良くして、花粉をやっつけよう」とし、
「東洋医学は腸を良くして、花粉とうまく付き合おう」とするわけです。
私はこの違いを聞くと、北風と太陽の童話を思い出してしまいます。
このイソップ童話の中では、太陽が旅人の服を脱がせる事に成功するのですが、そもそもイソップ童話自体が西洋の童話なんですよね。
なんとなく不思議な感じがします。
自分たちに欠けやすい発想だから戒めとして童話にしたのかな、などと想像が飛躍してしまいます。
さてさて、現代では、花粉症の対処に西洋も東洋も関係なく効果的なら何でも取り入れられています。
つまり、胃だけを目的に良くしようとする事も、逆に東洋風に腸だけを、という事をみる事もありません。
ですが、日常生活を送るうえでの花粉症への対策として、免疫機能を良くしようと、腸内環境を良くしようと喚起されている事が多いように、私には感じられます。
腸は免疫の80%を担っているという報告もあり、腸内環境を良くする事も花粉症への対策の1つとして大切です。
その上で、胃を良くする事も、花粉を摂取しない対策の1つとして、取り入れても良いかと思います。
平たくいうと、「胃腸を大事に」です。