腰痛2 腰痛は脳の誤作動が原因?
私は今まで多くの腰痛の方を担当してきました。
それらの方は、
・脈を打つたびに、ジンジンと痛む。
・痛くて身体の置き場がない。
・どうやって寝ても痛い。
・痛くて動けない。動くと痛い。
・くり返す腰痛。腰痛の再発が怖い。
・ぎっくり腰と言われ、病院で何もしてもらえなかった。
といった訴えがあり、
その次に、
1.この腰痛の原因はなに?
2.この腰痛はどうすると痛みがとれるの?
と問われる方が多かったです。
今回の記事では、
「腰痛の原因」を紹介していこうと思います。
腰痛に限らず、
ご自身の症状の原因が分からないと
不安になりますよね。
逆に言うと、
原因が分かるだけで、
みるみる症状が軽くなっていく方も
いらっしゃいました。
何故、原因が分かるだけでも
症状が軽くなっていくのか?
それは、
痛みの強い弱いには
脳が関係しているからです。
ここ数年ほどで、
腰痛に対する治療は大きく変わってきました。
腰痛に対する手術の適応
腰痛の原因に対する解釈
腰は反らすといけない
などなど。
挙げだすときりがありませんが、
わたしが学生だった頃に
習った内容の多くが変わってきています。
この変化は
腰痛に関する研究がすすんで
発展してきたからですね。
ありがたいことです。
感謝。
その発展の中でも
腰痛と脳の関係が解明されてきており、
その関係の深さは
予想を上回るものでした。
本来、痛みというのは
脳の深部に位置する
海馬で感じているのですが、
慢性的な痛みというのは、
記憶の保存を行う海馬ではなく、
脳の中でも前側にある前頭葉、
本来であれば脳の司令塔と
言われる部分で感じるように
なってしまっているのです。
つまり、
人間の動きを司る場所である前頭葉で、
海馬が担っている痛みを認知する働きを果たすように
誤作動を起こしてしまっている事が多いのです。
この誤作動の解除方法は
また次回記事にします。