変形性股関節症になりやすい人の特徴とは?今すぐ始めたいセルフケア・予防法も紹介!
「最近、歩きにくくなった…」「靴下を履くのがつらい…」そんな股関節の違和感、もしかして変形性股関節症のサインかもしれません。
この記事では、変形性股関節症になりやすい人の特徴や原因、早期発見のポイント、そして毎日できるセルフケアや運動について詳しく解説します。
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
目次
変形性股関節症ってどんな人がなりやすいの?
日本では、女性に多く見られるのが特徴です。その理由のひとつが、「寛骨臼形成不全(かんこつきゅうけいせいふぜん)」という、股関節の受け皿が浅い状態。この状態が女性に多く見られるため、結果として女性の発症率が高くなっています。
発症年齢は40代~50代が中心。更年期前後の女性は、ホルモンの影響も受けやすく、注意が必要です。
他にもある!股関節に負担がかかる生活習慣
股関節の形に問題がなくても、長年の負担の蓄積で変形性股関節症になることもあります。
例えば…
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体重が重い方
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重いものを日常的に持ち運ぶ仕事をしている方
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姿勢が悪い・運動不足が続いている方
こうしたライフスタイルは、股関節に大きな負担をかけてしまい、発症リスクが高くなります。
遺伝の可能性も?家族に同じ症状がある方は注意!
変形性股関節症には遺伝的な要因も関係しています。家族に同じような症状や股関節の病気を経験した人がいる場合、少しの痛みや違和感でも放置せず、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
「休めば痛くない」は危険信号かも!
初期の変形性股関節症は、「動き始め」にだけ痛みを感じることが多いです。「休めば痛みが引くから大丈夫」と思いがちですが、これは進行するサインの可能性も。
少しでも異変を感じたら、早めに医療機関で診てもらいましょう。
靴下を履きにくいのは股関節のせいかも?
靴下の着脱や、床へのしゃがみ込みがつらくなったと感じたら、それは股関節の可動域が狭くなっている証拠かもしれません。
股関節を動かす機会が減ることで、筋肉が硬くなり、筋力も低下。さらに痛みが強くなってしまう悪循環に陥る前に、早期のケアが必要です。
歩き方が変わってきた?それ、股関節が原因かもしれません
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足を引きずるように歩いている
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体が左右に揺れるようになった
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周囲から「歩き方が変」と言われる
こうした変化は、股関節の痛みによって体のバランスが崩れているサインです。「トレンデレンブルグ歩行」という、骨盤が左右に傾くような歩き方も、変形性股関節症の特徴のひとつです。
毎日続けたい!変形性股関節症におすすめのセルフケア&運動
股関節の負担を減らし、症状の進行を防ぐために、以下のようなセルフケアがおすすめです。
🔸 1. 股関節ストレッチ(柔軟性アップ)
やり方:
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椅子に浅く座り、片足の足首を反対側の膝にのせて、体を前に倒す。
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股関節の外側が伸びるのを感じたら20秒キープ。
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左右1セットずつ、1日2〜3回。
🔸 2. ヒップリフト(筋力アップ)
やり方:
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仰向けに寝て、膝を立てる。
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お尻をゆっくり持ち上げ、5秒キープして戻す。
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10回を1セット、1日1〜2セット。
🔸 3. 体重管理と歩行習慣の見直し
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適正体重の維持で股関節への負担を軽減
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毎日の歩行は「正しい姿勢」で。「小股歩き」も有効
まとめ
変形性股関節症は、生活習慣や遺伝など、さまざまな要因が重なって起こる病気です。でも、早めに気づいて適切なケアを始めれば、進行を遅らせることができます。