福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
今回は産後の腰痛でお越しになられた方の紹介をしたいと思います。
なお、今回も画像無しという条件で、ブログで紹介してOKという許可は得ております。
性別:女性
年齢:20代
症状:仰向けで寝ているとお尻のあたりが痛い
産後1カ月
腰椎の前湾が強く骨盤が前傾している。
仙骨の前傾も強くなっている。
仙骨を中心に骨盤のモビライゼーション
腰背筋のリラクゼーション
自宅で行う体操の練習と指導
などを適時組み合わせる。
初回終了時に「仰向けに寝ても痛くない(施術前は仰向けに寝ると痛みあり)」
1週間後に2回目の来院
「痛みは戻ってこない」
その2週間後に3回目の来院
「体操を続けています」とのこと
その3週間後に4回目の来院
「大丈夫」とのこと。
良い状態なので通院終了となる。
出産時に産道を広げるために、仙骨がnutation(うなずき運動)が起こるが、そのままで戻ってきていなかったためと考えます。また、尿漏れもあり、骨盤底筋の働きが弱くなっていたことも、原因の1つかと考えられます。
徒手的に戻して、ご自宅でも骨盤底筋をきたえるようにしていった事が、良い結果に繋がったと思っております。
出産時に、骨盤で一番動く量が多いのは仙骨ですが、この部分が戻らず、仰向けに寝ると痛いという方は、この方に限らずおられます。骨盤底筋が機能していると、元の位置に戻るのですが、諸々の状況で戻りきらない場合もあります。適切に対処していけば、わりとすぐ戻るように思います。