変形について
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
病院でレントゲンやMRI、CTなどを撮影し、「骨や関節が変形している」といわれた事がありませんか?
「変形している」と言われると、とても怖いものです。
たしかに、骨が変形して神経を圧迫する場合や、関節軟骨や骨が変形して関節痛を起こすことはあります。しかし、必ずしも変形そのものは悪いものではありません。
普通の変形は老化や加齢現象によるものです。
歯がすり減るのや髪の毛が白くなるのも同じです。
痛みやしびれなどがある時はそれぞれの症状に対して何か対策を考えますが、変形だけなら治療する必要はありません。白髪やしわが増えて年齢を感じるのは、ある程度仕方ないともいえます。骨や関節の変形も同じようなものなのです。
変形のひとつの形として、骨棘と呼ばれる骨のトゲがあります。
これは関節などが動き過ぎる時に反応として骨の一部が飛び出してくるものです。たしかに骨棘が神経や靭帯などを圧迫する時は問題になりますが、そうでなければ問題ではありません。
捉え方を変えると、軟骨にかかる体重を分散するために、関節の面積を増やして圧力を下げている身体の防御反応とも捉えられます。