「献血すると健康にいい」は83%の嘘?本当?

福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

「献血すると健康に良いらしいよ!」
なんとなくそんな話を耳にしたことはありませんか?

実はその話、80%くらいウソなんです。
いや、正確に言えば、“ほんの一部だけ”本当で、あとはちょっと誤解を招く内容だったりします。

今回は、よくある献血のウワサを分解して、
医学的な視点からその真偽をハッキリ解説していきます。


【ウワサ1】「血液がリフレッシュされて健康になる?」

これは、完全に誤解です。

血液はそもそも、何もしなくても約120日周期で新しく作り替えられ続けています
なので、「献血をすれば古い血が抜けて新しい血が作られて健康になる」というのは、ちょっと強引な話。

健康のためにわざわざ献血する必要はありませんし、この効果は期待できません

 


【ウワサ2】「病気になりにくくなる?」

ここは、一部だけ本当かもしれません。

実は、現在の研究で、献血が循環器系の病気(例えば心臓病や高血圧など)に良い影響を与える可能性があるという報告が出てきています。
ただし、これはまだ「検証中」の段階。

それ以外の病気に対して、明確な健康効果があるという証拠は、今のところありません。

 


【ウワサ3】「献血はダイエットに効果的?」

これは完全にNG!

400mlの献血をしても、同じくらいの水分を飲めば体重はすぐに元通り。
脂肪が燃えるわけでも、代謝が上がるわけでもありません。

正直に言うと、ダイエット効果はまったく期待できません
健康的に痩せたいなら、食事管理や運動の方がはるかに効果的です。


【結論】献血の“本当の価値”はどこにあるのか?

というわけで、よくある3つのウワサのうち、信頼できそうなのは1つだけ。
それも“部分的に”という話です。

つまり――
「献血=健康に良い」というのは、約83%ウソということになります。

でも、献血の本当の価値は、自分の健康のためではありません

必要としている誰かに、命をつなぐ手助けができる。
その行為自体が、**とても尊い“シェア”**であり、
そこから生まれる満足感こそが、献血の本質的な意味なのではないでしょうか。


▼おわりに

私自身もまだまだ“無私”になりきれない未熟者ですが、
それでも、誰かの役に立てる喜びを知るたびに、少しずつ成長できているような気がします。

「健康のため」ではなく、誰かのために
次に献血する日が、ちょっと楽しみになってきました。