腰痛について
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
今までもたくさん腰痛についてはブログで取り上げてきましたが、改めて取り上げていこうと思います。
腰痛について理解するために、腰を背骨である「腰椎」について理解をしておくと、腰痛を理解しやすくなるため、まずは腰椎に関して説明していきます。
腰椎とは?
腰痛の説明を始める前に、腰の骨、つまり腰椎の説明をしますね。
腰椎とは背骨(脊柱)の1部になります。脊柱は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個が積み木のように積み重なって、できています。
積み木のように積み重なっている事で、重力に負けないように体を支える固定性と、同時に、向きたい方向に体を向ける事ができる可動性の両立を可能にしています。
脊柱は主に、2つの役割を果たしています。
1 重力に対して体を支える
2 脳から出た電気信号を手足に伝える通り道(神経)を大切に保護する
この1と2の役割のどちらが破綻したかで、現れる腰痛の症状が異なります。
1 重力に対して体を支える、事ができなくなったら?
「腰痛の80%は原因が分からない」という、ちょっとびっくりさせるような広告を見た事がある人もいるかもしれません。
このタイプの腰痛のほとんどは、この「1 重力に対して体を支える、事ができなくなっている事」が原因です。
どう動くと痛みが出るのか?どんな風にすると痛みが出るのか?を丁寧に確認し、どこが固くなっているのか、どこが不安定になっているのか、を改善していく事で、症状は柔らいでいきます。
2 脳から出た電気信号を手足に伝える通り道(神経)を大切に保護する、事ができなくなったら?
この機能が障害されている代表的な症状が、坐骨神経痛です。
お尻や太ももの裏側、ふくらはぎや足にかけて痛みがあらわれます。
場合によっては、しびれや運動麻痺などの神経症状がでている事もあります。
こちらの場合は、神経を障害している部位の原因を解消していく事で改善が期待できます。
場合によっては、外科的な治療も必要になります(外科的な治療は当方ではできませんが)。