うつ病について①
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
この記事はうつ病の補足記事です。
うつ病の人の頭の中では何が起こっている?
医療機関でうつ病と診断された方の多くは、脳の機能に変調が起こっています。具体的には、大脳辺縁系や視床下部という快/不快などの情動をコントロールする部分、または、前頭葉という感情をコントロールする部分の機能がトラブルを起こす事で、憂うつな気分になったり、意欲が低下したりします。
うつ病の人の脳の中で起こっている問題として、よく知られている説は「モノアミン仮説」です。
モノアミンとはノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称で、この中のノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは精神疾患と密接な関連があることが示唆されています。これらのモノアミンが不足したり、機能が低下すると、脳の神経細胞同士の電気信号の伝達が阻害され、うつ病が発症すると考えられています。
うつ病を患っている方では、セロトニンやノルアドレナリンの不足が確認されています。このような場合、モノアミンの機能を強める抗うつ薬を服用すると、うつ病の症状が改善する事が報告されています。