五十肩に関する素朴な疑問②

福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

 

前回に引き続いて、肩こりに関する疑問をいくつか紹介していこうと思います。

 

Q　五十肩はほうっておけば治る？

A　半分くらいは治ります。

　五十肩は、１～２年程度で自然に治る場合が多いと言われていますが、完治するのは半分くらいで、残りの半分くらいの人たちには日常生活の支障にならない程度の痛みや運動制限が残ることが分かっています。痛みが強くて仕事に支障がでたり、生活に不自由を感じるようであれば、適切な治療を受けて下さい。

 

 

Q　両肩に五十肩があらわれることはある？

A　あります。

　五十肩は、片方の肩にしか起こらない場合もあれば、両肩に起こる場合もあります。五十肩と診断される方の３～４割程度の方が両肩に起こるといわれ、左右同時に起こる場合と、時期をずらして起こる場合があります。

 

 

Q　五十肩の痛みが長引くのはなぜ？

A　異常な血管が原因と言われます。

　五十肩の痛みが長引く理由として、注目されているのが「異常な血管」です。この異常な血管は肩周囲の組織の中の1つ関節包にできる事が多いです。
　この異常血管ができると、血流が速くなり過ぎて、肩周辺の組織に酸素や栄養が行き渡る前に血液が流れてしまいます。また、異常血管とともに異常な神経も増えて、痛みを感じやすくなります。こうした理由から、肩の痛みが長くなると考えられています。

 

 

Q　五十肩は痛みが強いときでも動かした方が良い？

A　時期によっては逆効果です。

　五十肩には、炎症期、拘縮期、回復期があります。炎症期の特徴は安静時も痛みがあらわれます。我慢すれば動かすことができますが、この時期は痛みをとることが大切です。まずは痛みをとる事が大切です。無理に動かす事は避けた方が良いでしょう。

 

 

Q　五十肩は痛みがなくまるまで安静にした方が良い？

A　時期によっては逆効果です。

　五十肩には、炎症期、拘縮期、回復期があります。拘縮期の特徴は、安静にしている時はほとんど痛みが出ないが、肩を動かした時に痛みがあらわれます。この時期に放っておいて動かさないでいると、固くなってきてどんどん痛みが強くなっていきます。我慢できる範囲で、動かしていき、可動域を広げていく事が大切です。