脊柱管狭窄症の原因は?
![セラピストハウス 脊柱管狭窄症](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/セラピストハウス 脊柱管狭窄症.jpg)
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
Q 脊柱管はなぜ狭くなるの?
脊柱管の狭窄は、腰椎を構成している椎骨や椎間板、靭帯などの組織の編成が複雑に絡み合うことで起こります。具体的には、主に次のような要因が考えられます。
椎骨の変形
椎間板の上と下にある椎体に、骨棘というトゲのような出っ張りが生じ、それが脊柱管や椎間孔にせり出して神経を圧迫する。
![セラピストハウス 椎骨](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/椎骨-300x229.png)
椎骨
椎間板の変性膨隆
椎間板がつぶれたり後ろに膨らんだりした結果、脊柱管や椎間孔が狭くなり、神経が圧迫される。
椎間関節の変性
椎骨の後部にある椎間関節が痛んで脊柱管や椎間孔が狭くなり、神経が圧迫される。
![セラピストハウス 椎間板](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/椎間板-300x249.png)
椎間板
靭帯の肥厚
椎骨どうしを縦につなぐ後縦靭帯や黄色靭帯が厚くなった結果、脊柱管や椎間孔が狭くなり神経が圧迫される。
これらの要素が重なって症状を起こしているのが変形性腰椎症で、最も多い疾患です。そのほかに、脊椎の配列がゆがむことによって脊柱管を狭くしている場合もあります。
![セラピストハウス 後縦靭帯](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/後縦靭帯.png)
後縦靭帯
![セラピストハウス 黄色靭帯](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/黄色靭帯-300x300.png)
黄色靭帯
代表的な疾患としては以下の2つがあります。
腰椎すべり症
![セラピストハウス 腰椎すべり症](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/すべり症-231x300.jpg)
すべり症
椎骨どうしが前後にずれることで脊柱管や椎間孔が狭くなり、神経が圧迫される。変性すべり症は40歳以上の女性に多くみられ、馬尾症状をきたす事が多い。分離すべり症は比較的若い人に多く、下肢の痛みを引き起こしやすい。
変性側弯
脊椎が左右にねじ曲がったりした結果、脊柱管や椎間孔が狭くなり、神経が圧迫される。
脊柱管の狭窄は、主にこのような原因で起こると考えられます。ただし、それぞれが単一の要因で起こっているわけではなく、複数の要因が併発している場合がほとんどです。
![セラピストハウス 側弯症](https://therapisthouse.jp/wp-content/uploads/2021/04/側弯症-194x300.jpg)
側弯症