ひじの腱鞘炎

福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

 

 今回は、ひじの腱鞘炎のセルフチェックから、セルフケアを紹介したいと思います。ひじから手・指にかけては、精巧な動きをするために複雑な構造となっています。そのため、今回の記事はボリュームが大きくなってしまいますが、一息に書き上げてしまおうと思います。

 

ひじが痛むときは?

 ひじが痛むときは、ひじだけに付着している筋肉の腱鞘炎と、ひじから前腕を経て指に付着している筋肉の腱鞘炎のいずれかが原因と考えられます。

 

 ひじの腱鞘炎の原因を探るには、肘筋・回外筋テストトムゼンテストチェアテスト中指伸展テストの4種類があります。これらのテストを行い、痛みの有無によって、腱鞘炎の原因となっている筋肉を特定します。

 

 ひじの腱鞘炎を引き起こす可能性がある筋肉は全部で7つもあり、筋肉ごとに対処法も異なります。そのため、大変ですがひとつひとつの筋肉を丁寧に調べて原因となる部位を正確に特定します。

 

肘筋・回外筋のテストの方法

 

①痛む方の肘を曲げ、反対の手を前腕にあてて、肘を曲げる方向に力をいれます。
②曲げようとする力に対抗し、被検者はひじを伸ばす力を入れます。

 

このテストの結果、ひじに強い痛みが出る場合は、肘筋・回外筋の腱鞘炎が疑われます。痛みがでない場合は、腕にある別の筋肉に炎症が疑われます。続けて次の3つのテストを行います。

 

トムゼンテスト・チェアテスト・中指伸展テストの方法

トムゼンテスト-Thomsen test

①痛む方の手で握りこぶしをつくり、ひじをまっすぐ伸ばします。
②反対の手で握りこぶしをのし下げるように力を入れます。またはパートナーに押してもらいます。
③押し下げる力に抵抗し、手首だけを使って、握りこぶしを押し下げる力を入れます。

 

チェアテスト-chair lift test

①痛みを感じるほうの手で、パイプ椅子の背もたれを、人差し指から小指までの4本の指で掴みます。
②ひじを伸ばしたまま、手首を上に返すように椅子を持ち上げます。

 

中指伸展テスト-middle finger extension test

①痛む方のひじをまっすぐ伸ばします。
②反対の手の指で中指を押し下げるように力を入れます。
③中指の力だけを使って、押し下げる力に抵抗するように押し上げます。

 

この3つのテストで痛みが出た場合は、指に付着している筋肉の腱鞘炎が疑われます。

 

 

 

いったんまとめ

 ひじの腱鞘炎が疑われる場合は、ひじを伸ばすように力を入れます。この時にいつも感じている痛みが出る場合は、ひじの筋肉の腱鞘炎が疑われます。手首だけを反らしてから力む and 人差し指から小指の4本で何かを掴んで手首の力だけで持ち上げる and 中指だけを伸ばして力む でいつも感じている痛みが出る場合は、前腕の筋肉の腱鞘炎が疑われます。

 

 

 

 前腕で腱鞘炎が起こりやすい筋肉は、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、小指伸筋ですが、これらの中から、いずれに腱鞘炎が起こっているか鑑別して、アプローチを行っていきます。

 

原因となっている筋肉の見分け方

人差し指だけ伸ばして、反らす方向に入れた力に抵抗をかけます。
これでいつも感じている痛みが出るようなら、長橈側手根伸筋が原因と考えられます。

長橈側手根伸筋

 

中指だけ伸ばして、反らす方向に入れた力に抵抗をかけます。
これでいつも感じている痛みが出るようなら、短橈側手根伸筋が原因と考えられます。

短橈側手根伸筋

 

薬指だけ伸ばして、反らす方向に入れた力に抵抗をかけます。
これでいつも感じている痛みが出るようなら、総指伸筋が原因と考えられます。

総指伸筋

 

小指だけ伸ばして、反らす方向に入れた力に抵抗をかけます。
これでいつも感じている痛みが出るようなら、尺側手根伸筋か小指伸筋が原因と考えられます。

尺側手根伸筋

 

小指伸筋

 

 

 

 

 

長橈側手根伸筋のセルフケア

 上のテストで長橈側手根伸筋に無理がかかっていると考えられた時は、図の赤くマークしてる部分を30~60秒ほど、1日に3~5回ほどほぐして下さい。手の甲の、親指のつけ根から第一関節(指先の末端の関節)までの間を、丁度良い強さで行います。

 

  ほぐして痛みが強くなるようなら、強すぎるか、頻度が多すぎるのかなどが考えられます。

  テーピングなども効果的な事もあります。

 

短橈側手根伸筋のセルフケア

 上のテストで短橈側手根伸筋に無理がかかっていると考えられた時は、図の赤くマークしてる部分を30~60秒ほど、1日に3~5回ほどほぐして下さい。手の甲の、親指のつけ根から第一関節(指先の末端の関節)までの間を、丁度良い強さで行います。

 ほぐして痛みが強くなるようなら、強すぎるか、頻度が多すぎるのかなどが考えられます。

 テーピングなども効果的な事もあります。

 

総指伸筋のセルフケア

 上のテストで総指伸筋に無理がかかっていると考えられた時は、図の赤くマークしてる部分を30~60秒ほど、1日に3~5回ほどほぐして下さい。手の甲の、親指のつけ根から第一関節(指先の末端の関節)までの間を、丁度良い強さで行います。

 ほぐして痛みが強くなるようなら、強すぎるか、頻度が多すぎるのかなどが考えられます。

 テーピングなども効果的な事もあります。

 

尺側手根伸筋と小指伸筋のセルフケア

 上のテストで尺側手根伸筋と小指伸筋に無理がかかっていると考えられた時は、図の赤くマークしてる部分を30~60秒ほど、1日に3~5回ほどほぐして下さい。手の甲の、親指のつけ根から第一関節(指先の末端の関節)までの間を、丁度良い強さで行います。

 ほぐして痛みが強くなるようなら、強すぎるか、頻度が多すぎるのかなどが考えられます。

 テーピングなども効果的な事もあります。

 

ここまで、つらつらとまとめてきました。何かのお力になれると良いなと思っております。

では。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です