眠りのしくみを知り、快眠を手に入れる③

福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

 

ここまで、こちらの記事こちらの記事で睡眠をテーマに取り上げてきましたが、今回の記事で最後になります。

 

眠気には2種類ある

 眠気は、大きく2つの種類に分けられるという。1つは「夜になるとやってくる眠気」であり、もう1つは「疲れからくる眠気」です。
 「夜の眠気」の制御には、「体内時計」が重要な役割を果たしています。体内時計とは、生物の体内に備わっている、時間をはかるしくみの事です。メラトニンの量は、体内時計によって制御されており、夜になると血中濃度が高くなります。メラトニンが夜を知らせるホルモンと呼ばれるのは、このためです。メラトニンが増えると体の活動量が低下し、眠くなる。
一方、「疲れの眠気」は、はげしい活動や、長時間起きていることで「睡眠物質(睡眠誘発物質)」が体内にたまる事が原因です。睡眠物質がたまると時間に関係なく眠くなります。睡眠物質は睡眠をつかさどる脳の部位にはたらきかけ、人を眠りへといざないます。
 こちらの記事で、脳幹を中心とした部位が睡眠を制御している事を紹介しました。よりくわしくいえば、脳の中には睡眠をつかさどる部位(睡眠中枢)と覚醒をつかさどる部位(覚醒中枢)があり、この2つの部位の勢力争いによって私たちの睡眠と覚醒は制御されている。睡眠中枢の活動が強くなれば眠り、逆に覚醒中枢の活動が強くなれば起きる、といった具合です。

 

睡眠の貯金はできない

 夜になって「夜の眠気」と「疲れの眠気」が同時に訪れると、人間は朝まで気持ちよく眠る事が出来ます。ところが、そのどちらか(あるいは両方)がなくなると、すっきりと眠れなくなってしまうことがあります。
 本来、人間に備わっている体内時計は、実は24時間ではなく約25時間周期です。これは、もし昼か夜かもわからない暗い部屋で生活していると、毎日1時間ずつ体内時計と現実の時計がずれていくことを意味する。そうなるとメラトニンがふえる時刻もずれていき、眠気が訪れる時刻もずれます。「夜の眠気」が夜に訪れなくなります。
 これを防ぐには、朝起きて、太陽光を浴びることが重要です。目にある程度の強さの光が入ると脳で「時計合わせ」が行われ、体内時計と現実の時計のずれがなくなります。
 明るい部屋で夜遅くまで起きている事も、メラトニンの分泌リズム、ひいては眠気のリズムを狂わせる原因になります。近年、青色の光がとくにメラトニンの分泌を抑制し、眠気をおさえることが分かってきました。
 青色の光は、パソコンや携帯電話の画面、蛍光灯などから多く発生しています。現在、青色の光を通しにくいレンズを使ったパソコン作業用の眼鏡が市販されています。夜には、こういった眼鏡をかけることも、睡眠リズムを狂わせないための1つの方法だと言えます。
 睡眠物質がたまると、「疲れの眠気」が生じて、昼間でも眠くなります。このような睡眠不足の状態を「睡眠負債」と表現することがあります。睡眠のしくみ上、負債を返すことはできますが、貯金はできません。徹夜をする前にたくさん眠っていても、徹夜をすればやはり眠いものです。事前に、寝だめはできないのです。

 

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