眠りのしくみを知り、快眠を手に入れる②
福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。
今回の記事はこちらの記事に続いて睡眠を取り上げています。
次回の3記事目で終わりの内の2回目になります。
深い眠りが身体の成長と回復を促す
成人では、睡眠の20%程度がレム睡眠で、残りの80%程度がノンレム睡眠です。この2種類の睡眠はランダムに現れるのではなく、決まったリズムがあります。
グラフのように、ノンレム睡眠とレム睡眠が80~100分の周期で交互に繰り返される。この1つの周期を睡眠単位といいます。一晩の睡眠中に4~5回の睡眠単位があらわれます。
体がぽかぽかは眠りの準備
睡眠中には、眠りの種類と深さのほかにも変化するものがあります。その1つが、血中のホルモン濃度です。ホルモンとは、血液に乗って特定の臓器に届くとさまざまな生理作用をおよぼす物質です。
たとえば、最初の深いノンレム睡眠とほぼ同時期に成長ホルモンが大量が放出されます。成長ホルモンは、文字通り子供の体の成長を促し、大人では疲労回復に重要な役割を担っています。
睡眠中は、体温も変化します。一般的に人は眠る前になると、手足がぽかぽかと温かくなります。この現象は、とくに赤ちゃんを抱いていると分かりやすいです
これは体の表面から熱を放出して、体の内部の温度(深部体温。内臓や脳の温度)を下げるためです。睡眠中は体温が下がり、脳や内臓の活動が低下します。朝になると、ふたたび活動を活発にするために、徐々に体温が上がります。