左右のバランスが悪くて、一方が悪くなった場合は?②

福井県坂井市春江町の整体院、セラピストハウスの竹中です。

この記事は、こちらの記事の続きになります。

前回の記事では、左右のバランスが悪くてランニング中に足が痛くなる場合を例に取り上げて、まず足が痛くなる原因の解消をしましょう、という事を説明しました。

今回の記事では、左右のバランスが悪い事により、どのような事が起こるのかを説明していこうと思います。

こちらの画像をご覧下さい。

両方の画像は、左足を後ろに引いた姿勢ですが、良く見て頂くと違いがあります。どこが違うのでしょうか?

正解は、左はまっすぐ立った姿勢から股関節を20度伸展させた姿勢。

に対して、右は股関節伸展は5度、骨盤の伸展(腰の反り)を15度、骨盤の回旋(左回旋)を10度、骨盤の傾き(側屈)を7度になっています。
これは三次元コンピューターグラフィックで数値で入力しているので、正確な値です。

つまり、左が純粋に股関節で動いている姿勢で、右は骨盤で動きを代償している(可動域を補っている)姿勢になっています。

では、左と右。どちらが身体を傷めやすいでしょうか?

答えはシンプルで、明らかに右の方が痛みやすいです。

次の疑問。何故、このような代償を行うのか?

①股関節の伸展可動域が減少している

②腹筋と殿筋が弱っている

の2つが原因と考えられます。

この①と②にはどのように対処していけるのか?

このような体操をおすすめします。下の図のように右手と左足で押し合って下さい。だいたい20~30秒ほどで良いと思います。

いろいろな方法があるかと思いますが、1例として紹介します。よろしければ、お試しください。