痛みをとる方法 鎮痛薬ー抗てんかん薬
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
この記事は、鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイド性抗炎症薬、オピオイド系鎮痛薬、局所麻酔薬と抗不整脈薬の続きです。
鎮痛薬の1種類、抗てんかん薬についまとめたいと思います。
専門的な内容になりますので、興味がない方は、読み飛ばされることをおすすめします。
抗てんかん薬
抗てんかん薬は名前の通り、てんかんの治療に用いられる薬で、抗痙攣薬とも呼ばれています。抗てんかん薬の1つであるカルバマゼピンが三叉神経痛に有効であることが1962年に報告されてから、さまざまな抗てんかん薬が神経障害性疼痛の治療に用いられるようになりました。特に三叉神経痛などのように発作性の突き刺すような痛みに効果があり、がん性疼痛の鎮痛補助薬として用いられています。
てんかんとは?
てんかんとは、脳に出現した異常興奮が全身に伝わって痙攣をおこす疾患です。異常興奮が生じるという観点においては、原因は違っても神経障害性疼痛と共通点があると考えられます。
抗てんかん薬には、GABA受容体やGABAの産生に関与する薬剤(フェニトイン、ジアゼパム、クロナゼパム、バルブロ酸など)、ナトリウムイオンチャネルを阻害する薬剤(カルバマゼピン、ゾニサミド、ラモトリジンなど)、カルシウムイオンチャネルを阻害する薬剤(バルブロ酸、ゾニサミド、ガバペンチン、プレガバリンなど)があります。