筋トレをしてもパフォーマンスが向上しない理由
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
スポーツのパフォーマンスを上げようと筋トレに励まれている方もいらっしゃいますが、お話を伺っていると根本的に間違っている事があります。
何が違うのか?
「筋肉の増加とパフォーマンス(成績)の向上は必ずしも比例しない」
では「どうするとパフォーマンスが向上する筋トレができるのか?」
このテーマだけで何冊も本が出ていますので、すべてを説明するのは大変なので、ポイントをピックアップして説明したいと思います。
筋力とは?
筋力を以下の3つの要因から決められています。
①筋組織組成(いわゆる速筋と遅筋の割合)
②筋断面積
③神経系の機能
それぞれについて簡単に説明して行きます。
① 筋組織組成
筋組織組成とは、側近と遅筋の割合で、速筋の割合が多くなると発揮できる力が強くなります。残念ながら、この割合は先天的な要因が大きくトレーニングで変わってはいきません。
速筋、遅筋と呼んでいますが、いろいろな言い方があります。
速筋・・・白筋、FT、FG繊維、TypeⅡ繊維
遅筋・・・赤筋、ST、SO繊維、TypeⅠ繊維
② 筋断面積
筋肉は太くなれば太くなるほど大きな力を出す事が可能になります。
③ 神経系の機能
筋肉は、神経からの命令で収縮して、力を発揮します。
この命令が単発だと、小さな力しか発揮できません。
複数の命令がなされたり、立て続けに命令されることで、大きな力を発揮できます。
筋力トレーニングでは、②の筋断面積か、③の神経系の機能を高めることを目的にして行います。