理学療法士で良かったこと
理学療法士で良かったと思う事があります。
保健の外にいるので、何ができるのか?と自問したこともありますし、他者から問われた事もあります。
私にとって、理学療法士で良かったと思えるのは、同業種が世界中にいることです。
理学療法士にとっては当たり前の、英論文があるという事は、実は異常な事なんですね。
英論文に限る訳ではありません。英語圏という国際的な共通語の中に、自分たちの職種があるという意味です。
日本独自の職種は、日本人内だけで学ばないといけないんですね。
外国から学ぼうとすると、異業種から学ばないといけなくなり、学んだ内容を変換する必要がある訳です。
決して、日本のレベルが低いといっている訳ではないですよ。むしろ、日本はレベルが高いと思っています。
単純に母数の違いや確率というと伝わるでしょうか。
日本国内に天才が100人いたら、世界中にはその何倍もの人数の天才がいます。
それらの膨大な数の天才の手法を同じ土俵で取り込める訳です。
このメリットは大きいと感じます。
若い頃には当たり前の事でしたが、今はそのメリットの大きさを感じます。
この辺りの捉え方は嗜好が関係するのかもしれません。
私はオリジナルというのはあまり好きではありません。
オリジナルは自分のためにはなりますが、お客様のために必ず役立つわけではありませんからね。