痛み 頭痛ークモ膜下出血
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
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頭痛はこれで最後になります。
頭痛の中でも最も危険なくも膜下出血による頭痛です。
クモ膜下出血とは?
脳は外側から硬膜、クモ膜、軟膜という3種類の脳膜に覆われています。脳の動脈が破れ、クモ膜と軟膜の間にあるクモ膜下腔に出血が広がった状態がクモ膜下出血です。クモ膜下出血は高齢者よりもむしろ、働き盛りの壮年期に多い疾患です。
クモ膜下出血の原因は?
原因はいろいろありますが、最も多いのは脳動脈瘤の破裂で、次が脳動静脈奇形です。そのほか、頭部外傷や脳腫瘍でも起こります。脳動脈瘤は血管の分岐部など、血管壁の薄いところにできやすく、血圧が著しく上昇すると破れる可能性があります。
症状と治療
脳動脈瘤の破裂には前駆症状などはないので、破裂すると突然、「後頭部を金属バットで殴られたような」激しい頭痛や嘔吐に襲われます。しかし、クモ膜下出血の約75%はそれほど痛みはひどくありません。軽い場合は風邪や高血圧症などと誤診される可能性もあり、放置すると突然死につながることもあります。ただし、出血が脳自体に影響を及ばさないケースも多いので、早期に脳神経外科で手術すれば、後遺症を残さずに完治する可能性が高いです。