10秒でどこまでできるのか?
福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。
先日、当院におさななじみが遊びにきてくれていたので、お遊びで施術してみました。
条件は2つ。
条件1 固い身体を柔らかくする
条件2 施術時間は10秒
結果
施術前の写真です(顔にモザイク処理はしています)。
横線の「K」と「L」の間までしか指先が届いていません。
10秒施術あとの写真です。
施術前に撮影してから16秒後に再度撮影した写真です。
横線の「M」届くくらい柔らかくなりました。
横線の幅1つ分床に近く届くようになりましたね。
比較
結果
柔軟性があがりました。
考察
良くなった理由を考察していきます。
理由1 忖度
普通に考えれば、彼がおさななじみ(私)のために気を使うだろうと考えます。どんな結果が良いのかを理解していれば、「おさななじみの私(竹中)に恥をかかせたくない」「格好つけさせてやりたい」と彼は考えただろうと私は思います。優しい男です。良い友人に恵まれました。
事前撮影時に全力で頑張らなかったのか、事後撮影時に全力以上に頑張ったのかは、彼に聞かないと分かりませんが、どちらかをしてくれたのだと思います。
その1つとして、施術後の写真では膝が曲がっています。
膝を曲げると、指は床の近くまで伸びやすくなります。
彼の工夫がみてとれます。
こういう忖度は嬉しいですね。彼からの情を感じます。感謝です。
理由2 Ib抑制
柔軟性を得るためにはいくつかの方法があります。
Ia抑制、Ib抑制などがそのメカニズムですが、今回はIb抑制を用いて、柔軟性の向上を得ました。
専門用語で申し訳ないです。
背中に黄色い線を入れました。
右の施術後の方が、曲線が大きくなっています。
肩から操作したため、背中の上部の方により強く柔軟性がでたと考えています。
もうちょっと時間があれば、また違う方法を選択したのですが、今回の条件ではこれが良いのかなぁ、と思います。
理由3 硬さ
クイズです。
下の1~5、柔軟性を出す場合、どれが一番効果が出やすいでしょうか?
- とても硬い
- 硬い
- 普通
- 柔らかい
- とても柔らかい
答えは「1.とても硬い」です。
1→2→3→4→5の順番で、柔軟性を得るための効果は得にくくなります。
もともと柔らかい場合は、目に見える効果は得にくくなります。逆に硬ければ硬いほど、目に見える効果を得やすくなります。
彼の場合は、とても硬かったので、写真で分かるだけの効果が得られたと考えられます。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感想
10年ほど同業者(理学療法士)向けの研修・講習会で講師をつとめていた頃は、よくこんな事をして自分に説得力を持たせるようにしていました。自分の院を開き、そういう事業から離れて久しいとこの手の事はしなくなりましたね。ちょっと昔を思い出し、懐かしい気持ちになったりしています。