痛み 急性痛と慢性痛

福井県坂井市春江町の整体院セラピストハウスです。

 

痛み 痛みの歴史と現在、 痛み 痛みの役割に続く痛みシリーズの3回目です。

 

痛みには急性痛と慢性痛の2種類があり、それぞれ注意すべき点が違います。

当院にお越しの方のほとんどは慢性痛の方です。

 

急性痛とは?

急性の疾患やけがなどで経験する痛みや、手術後に経験する痛みなどは急性痛です。急性痛の痛みは、基礎となる疾患が治癒すると、痛みも消失します。けがによる炎症があって痛みがある時でも、消炎鎮痛薬で痛みはとれます。

しかし、疾患が治癒すれば治るとは言っても、激しい痛みに苦しむ事がありますし、突然痛みに襲われると不安になりますし、痛みの原因がわからないとさらに不安が増す事も、こういった症状を引き起こす一つの要因になります。また、疾患が治れば痛みもなくなるとはいえ、「痛み」という危険サインを無視して痛みを放置すると、その痛みが新しい痛みや病態を生み出すという「痛みの悪循環」に導いてしまう可能性があります。「痛みの悪循環」については後述します。

痛みの悪循環に陥らないためには、速やかに痛みの治療を受けることが大切です。

 

慢性痛とは?

リウマチのような長期間に渡る炎症性疾患やがんのように、次々と新たな侵害刺激が加わるために痛みが絶えない方もいらっしゃいます。神経因性疼痛も長く続く痛みです。

また、痛みの原因であった疾病が治癒した後も、長引く痛みを訴える方がいらっしゃいます。こうなると、痛みは危険サインではなく、QOL(生活の質)を損なう病態と言えてしまいます。つまり、急性痛は疾患の症状の1つですが、慢性痛はそれ自身が疾患と言えます。

慢性痛とは、どれぐらいの期間痛みに苦しんだかという期間の長さで決められるのではなく、痛みを感じている場所に病理所見が見当たらない痛みを意味します。

この定義によると、リウマチや癌によって慢性的に続く痛みは慢性痛には含まれない事になります。リウマチや癌の痛みは、ある程度は鎮痛薬でコントロールできるからです。しかし、疾患が治癒した後もなくならない慢性痛は、鎮痛薬でも痛みをとることが難しいのです。

慢性痛に伴う症状も急性痛とは異なります。慢性痛の場合は、睡眠パターンが障害され、神経が過敏になってイライラすることが多く、食欲もなくなり、便秘傾向となることもあります。痛みのために関節や筋肉を長時間動かさないでいると、関節の動きは悪くなり、筋肉がやせ細ってしまい力が弱くなります。このようになると、軽く関節や筋肉を動かしただけで痛みが生じてしまいます。その結果、ますます活動性が低下して、悪循環に陥ってしまいます。この悪循環を「痛みの悪循環」といいます。

 

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