「腕が上がらない」 「肩が動かせない」 「肩が痛い」
こんな症状が出たら、四十肩・五十肩を疑いましょう。四十肩と五十肩は同じ意味で、正式には「肩関節周囲」といいます。
五十肩は、特別なきっかけがなく肩に痛みが出ます。大事にならず気づいたら消えてしまう人から、どんどん悪化し長く苦しむ人まで、いろいろな人がいます。最初は「なんとなく違和感がある」などから始まり、「動きを続けられない激しい痛み」「夜、寝る事もできない痛み」などの強い症状に移行することもあります。これらの症状が、「治らないのではないか？」「ずっと続くのではないか？」と心配になったり、そもそもの痛みによって、精神的なストレスを感じる事も、少なくありません。「痛みは感覚でなく、感情として捉えなさい」と20代の頃に教えを受けましたが、自分の体が痛むたびに思い出します。痛いと何をするのも憂鬱になるものです。
「突然、肩が痛くて腕が上がらなくなる」と、四十肩・五十肩の方からお聞きします。しかし、よくお話を聞くと、そこに至るまでに、前兆のような症状がでていた事が多いです。
この前兆とは、二の腕の外側に痛みや圧迫感などです。
これらの前兆は、ストレッチや運動、もしくは腕を使わないで症状を我慢している内になくなっていくため、お聞きしないと忘れている事が多いのですが、「突然、腕が上がらなくなった」と言う方の多くは、このような前兆を感じています。つまり、自覚症状が出る以前から、症状が出て、何度か異変を知らせてくれている訳です。無視し続けている内に、症状が本格化し、場合によっては「凍結肩（フローズンショルダー）」になってしまいます。「凍結肩（フローズンショルダー）」とは、四十肩・五十肩の症状が重く「痛いし、どうやっても腕が上がらない」のようになっていることが多いです。
「肩関節周囲炎」の症状は２つ。痛みと可動域制限です。その原因は多岐に渡るものの、その症状は「痛み」と「可動域制限」の２つです。
四十肩・五十肩になると、難しいのは「動かした方が良いのか？「それとも、「動かさない方が良いのか？」です。まったく動かさないようにしている人がいたとします。これでは、症状が悪化してしまうだけなのは明白です。まずは全身の力みをとり、リラックスするところから始めましょう。逆に肩が固くなる事を極端に怖がり、どんなに痛くでも一生懸命に動かす努力をしてしまう人もいます。私のような施術をする側からすると、無理はしてほしくないという気持ちになります。また、このような方の腕の上げ方を見ると、多くの場合、一番動かさないといけない肩関節は動かず、それ以外の関節を過剰に動かして、手の位置は上がっているように帳尻合わせをしている事があります。このようになると、完全に無理となり、より厳しい状態を自分で作りだしてしまう事になります。的確に肩関節を動かせるように回復させていく道を考えましょう。
動かしたからよくなるわけでも、動かさないから悪くなるわけでも、必ずしもそうではありません。正しく的確に動かせば、体が本来持っている回復が起こっていきます。
20年以上の臨床経験の中で、肩関節周囲炎と診断された方は多く診させて頂いてきました。その経験にもとづき、お客様のお力になれるかと自負しております。ご興味をもたれましたら、ご連絡ください。
院長の強み
-国家資格（理学療法士）を保有
-国家資格を有しているから、全身のメカニズムを熟知
-熟知しているから、悩みの原因を特定できる
-原因を特定できるから改善の方法が決まる
-方法が決まるから、必要な期間を提示できる
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